イレブンナインの考えるCO-DESIGNとアウトプット(情報共有)コストが高くなる原因

新年の挨拶的な記事を公開してから多数のフィードバックをいただき久しぶりに恐縮しております。皆さまいかがお過ごしでしょうか。イレブンナインの時藤です。Twitterにて以下のような質問を頂戴しましたので、いくつか補足及び説明してまいりたいなと思い再びキーボードを叩いております。

今回フォーカスしているアウトプット(情報共有)コストとは?

上記でTBさんがほぼ正解を書いてしまっていますが、まとめると以下です。

  1. アウトプット(情報共有)する意識を習慣付けするコスト
  2. 工数

社会人たる者、アウトプット(情報共有)して然るべきなのでは?

そう思っていた頃がありました。でも、実際にそう思っている人ばかりが所属するチームはそう多くないのであるということも最近理解できるようになって来ました。「それを踏まえた上でどうすれば良いのか?」を社内で日々議論しております。

アウトプットのクオリティについて

社内でブロックチェーンに関する議論が白熱している様

クオリティはさほど考慮せず、コメント欄等で議論(上記キャプチャーは弊社のesaの様子)していく形式にシフトしました。最終的に

これってこういうことだよね。ということはこれをやろうってことだよね。

というところにみんなで辿り着くためにガイドするという方が正しいのではないかと思います。期待するクオリティに近づけるためにある程度

こうやってまとめるとわかりやすいよね

という形を見せる事が出来ると、割とみんなそれを真似してくれたりして、相対的に情報整理力が上がっていくという効果もありました。

なぜ人はアウトプット(情報共有)しないのか?

ここ1年ほどイレブンナインでは最近この話題で持ちっきりです。色々と社内で議論してみたところ、そもそもアウトプットしてほしいという要求に対しての具体的なアウトプットが得られなかったものの、なぜアウトプットできていないのか?というところの原因を考えようという話になった時に一気にCrewの思っていたことがアウトプットされたという経緯があります。そこで出てきた理由はいくつかありましたが、概ね以下のようなものでした。

  1. 中途半端な状態で誰かに見せられない(と自身が思う)
  2. 下書き保存して出せるクオリティになったら出そう(と自身が思う)
  3. アウトプットするタイミング(流れ)を逃す
  4. 下書きのまま忘れられる

こういったことが起こる理由としては下記があったのではないかということでした。

  1. 情報整理力不足
  2. 心理的安全不足
  3. WIP的な考え方不足

情報整理力不足

自身の考えをわかりやすいテキストに起こす能力です。その人自身が置かれている状況・状態等(コンテキスト)が言語化できるまでのレベルで整理されていないと、それを第三者に説明するためのコストがグンと上がります。そもそも整理されていないので口頭で第三者に説明することも困難です。また、かなり熱量を持って自身の考えをテキストにしてみたら膨大なテキスト量になってしまうというケースもあります。そういった場合は適度なテキスト量に圧縮しつつ伝えたいことはちゃんと伝えられるような内容に誘導できる人がいるとかなり効果的で、その人のテキストがチームの参考(真似の対象)にもなりますし、うまく回せばチーム全体の情報整理力も上がります。一方で

何がわからないのかわからない

といった状況の人もいます。実はこれを解決するのが一番骨が折れる作業だったりします。また、この場合本人はこの件に関して特に悩んだりもしていないケースもあり、チーム内では「無口な人」という印象を与えている可能性が高いです。そして不思議なことにそのいずれのパターン(テキスト量過多・何がわからないかわからない)においても定期的に1on1で話をする機会を設けて対話ベースでアイスブレイキングしつつ、その人の持っている情報の整理をお手伝いするということが一番確実で効果的な方法なのではないかと思っております。

心理的安全不足

チームの中で自身が思っていることを発言(アウトプット)しても誰にも責められないという状況がチームにあることが重要です。それが不足すると常に緊張感が高い状態になり、すきあらば誰かを攻撃するような居心地の悪いチームになってしまったり、またそういったチームの中で積極的に自身がアウトプットして行こうというモチベーションもなくなりますし、とにかく心理的安全が無いと良いことは無いと思っていただいて結構だと思います。

心理的安全性を高めるにはファシリテーター役がメンバーに対して一人一人コミュニケーションを取って行くという方法が有効です。しかし、ファシリテーター役がそういった行動を取ることで副次的な効果として共感したメンバーが補佐してくれるケースがあり、更にファシリテーター役はどのようにこの人たちをうまく巻き込んで更にチームの心理的安全性を下げるか?ないしはチーム運用に目標を設けて同じ目標に向かわせるか?が重要になってくると思います。

WIP的な考え方不足

人間というものは承認欲求がありますので、どうしても人に良く見られたいと思うのが常です。そういった欲求を乗り越えて今まさにまだ整理できていないけど自分が思っている・考えていることを第三者に共有することはそもそもコストが高いという認識で取り組むべきだと感じました。

WIPとはWork in Progressの略で、エンジニアが度々作業途中でコミット(報告)するときに用いられる表現です。エンジニアたちは日々の作業の中で途中の状態であってもチーム・上司に自身が消化した内容を報告するためにこういった考え方が生まれました。この考え方は実はエンジニアだけではなくもっと広く知ってもらうと良いのではないか?と思っています。

まとめ

ついつい長くなってしまいましたがいかがだったでしょうか。また今後も社内外を通してこういった議論や情報整理を積極的に行い、前回の記事から多数のフィードバックをいただいていることから、今後のもくもく会の方向性に関しても再考しようといった動きが社内で起こっています。同時にCO-DESIGNパートナー様とのディスカッションから得る知見などもどんどん溜まってきております。そういった課題をひとつずつCO-DESIGNしていくことでまた何かキーボードを叩くモチベーションになるようなことがあれば叩かせていただきたいと思います。アウトプットコストがある以上、アウトプットした人にとってある程度のフィードバックがないとモチベーションになりませんよね。シンプルにチームのメンバーにアウトプット(情報共有)してもらうにはメンバーのモチベーションを上げることが重要だということだと思います。そう、このブログ記事を書くこともアウトプットなのでモチベーションはとても大切なのです・・・

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