「日本の道路はキレイ」がついに客観的に証明される?世界初「路上のポイ捨て度」を計測するためのシステム

「日本の道路はキレイ」がついに客観的に証明される?世界初「路上のポイ捨て度」を計測するためのシステム

2015年10月15日
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「日本は海外に比べ、道路がキレイで全体的に人々のマナーが良い」という日本像は、マスコミやネットでもよく取り上げられ、我々日本人がひそかに誇りに思っているのではないだろうか。ついにこのイメージが実証される日がくるかもしれない。いま世界初といえる、路上のポイ捨て度の計測をするためのシステム「タカノメ」の開発資金がクラウドファンディングで募集されている。

このプロジェクトの主体はピリカという企業だ。京大発のこのベンチャーが生まれたきっかけは、代表の小嶌氏が世界一周旅行をした際、世界中で大量のポイ捨てがされている現実を見たこと。最初に開発したゴミ拾いSNS「ピリカ」には4年間ですでに世界74カ国、10万人が参加し、拾われたゴミは累計1700万個に及ぶ。また続いて開発したポイ捨て度調査用アプリ「フクロウ」ではポイ捨て度の調査にも乗り出し、2015年8月には、東京23区のポイ捨て度ランキングを発表している(なお、23区のキレイ度1位は千代田区、ワーストは江戸川区だそうだ)。

全国のポイ捨て度を津々浦々まで調査するには、地方自治体を巻き込まねばならないが、「フクロウ」では、精度を確保するために人海戦術に頼らざるを得ない。そこで問題となってくるのが、地方自治体が参加するのに乗り越えなければいけない「10万円の壁」だ。税込み10万円未満であれば、地方自治体が入札(公共の組織では、基本的にサービスや物を民間から購入する際、入札という形で公募をして、複数の企業から選定するプロセスが必要となる)をする必要がないため、導入に踏み切りやすい。この壁を超えるためにピリカが開発しているのが今回開発資金を募集している「タカノメ」というシステムだ。このシステムを使えば、スマホを自転車に取り付けて調査対象の道路を走るだけで、画像認識により自動的に路上のゴミを判別し、カウントをしてくれる。専門の教育を受けた人間による人海戦術に比べ、劇的に調査費用を下げることができるのだという。

「見えないものはマネージできない」という言葉があるが、もし全世界の路上のポイ捨て度が客観的に計測され、共有できるようになれば、各国でもポイ捨て撲滅運動に拍車がかかり、世界の道がキレイになれば、「割れ窓理論(※)」により治安まで良くなるということもあるかもしれない・・・それはいささか夢見すぎかもしれないが、彼らの志に同意できるのであれば、クラウドファンディングに協力してみてはいかがだろうか。見える化された結果、「道がキレイ」という外国人が持つ美しいイメージが崩れる可能性もあるのかもしれないが。

クラウドファンディング

URL:http://kibi-dango.jp/info.php?type=items&id=I0000124

※ 割れた窓を放置しておくと、それを見た人々が「この地域は防犯を配慮していない」と認識し「犯罪を起こしても大丈夫」と考え、犯罪発生件数が増えるという理論。1990年代の米国で、ニューヨーク市長であったジュリアーニ氏がこの理論を活用し、市長に就任するや地下鉄の犯罪撲滅のために落書き等を徹底的に消し、また他の軽微な犯罪の取り締まりを強化したところ、凶悪犯罪が1990年代のはじめと終わりの比較で75%削減したケースが有名。

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