クラウドファウンディングが後押しした、外国人観光客も楽しめる京都花街のお店づくり

クラウドファウンディングが後押しした、外国人観光客も楽しめる京都花街のお店づくり

2015年8月11日
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今年の5月、京都五花街のひとつである先斗町に、外国人観光客に向けた観光案内所と日本酒バーを兼ねた「釀 -Jo- Social Sake Bar」がオープンした。

近年、日本を訪れる外国人観光客は増え続けており、2015年3月の訪日外客数は、単月で過去最高の152万人を記録。中でも、京都は外国人観光客に圧倒的な人気を博している。

ところが、京都はひとつの問題を抱えていた。京都市・産業観光局がアンケートを実施したところによると、外国人観光客の半数以上がナイトライフを「楽しめていない」と回答しているのだ。たくさんの観光資源のある京都で、言語などの障壁からそれが「伝わらない」のはもったいないこと。「釀 -Jo- Social Sake Bar」のオープンは、そうした問題を解決することを目的している。

また、日本酒バーを併設させたことは、毎年数多くの酒蔵が廃業している現状を変え、海外での日本酒需要を増やしたいとの想いが込められている。外国人観光客がよく訪れる京都で、1人でも多くの人に日本酒の良さを知ってもらい、日本酒のファンになってもらいたい、というのが目的だ。

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そして、見逃せないのが、そうした社会性の高い目的を実現する上で、「釀 -Jo- Social Sake Bar」がその活動費を得ようしたのが、クラウドファウンディングだという事実。営利目的が絶対のビジネスシーンからの調達ではなく、理念の共感から資金調達しようとした点は非常に好感がもてる。事実、このプロジェクトは、目標額を大幅に上回る47万2000円を集めることに成功。多くの人々が彼らの挑戦を後押しする形となった。

読者の皆さんの中にも、挑戦のアイデアはもっているが、その資金をどうしたらいいかと悩んでいる人も多いかもしれない。いまは、共感の時代。あなたを後押ししてくれる人は、案外いるものかもしれない。クラウドファウンディングは、そうした一歩を踏み出すための最適な仕組みである。

 

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