過剰消費社会を見つめ直すきっかけを提供する本屋さん

過剰消費社会を見つめ直すきっかけを提供する本屋さん

2015年7月8日
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IT技術と物流の発達によりインターネットを開けば、いつでも欲しいモノが手に入る現代。そんな過剰消費社会にアンチテーゼを唱える試みが東京・銀座で行われている。立案者は茅場町にある森岡書店の店主、森岡督行さん。その試みとは「一冊の本を売る書店」のオープンだ。

森岡書店は、茅場町に店を構えて10年となる書店とギャラリーを融合させた本屋さん。森岡さんが本の出版記念展などを開催するうちに、作者と読者の架け橋となる瞬間に数多く立ち会い、一冊の本しかおかない店のコンセプトを思いついたという。

「本の出版記念展は、一冊の本しか取り扱わないのですが、それでも多くのファンが足を運んでくれるんですね。それなら一冊の本だけの本屋があっても喜んでくれる読者がいるかもしれないと思ったんです。取り扱う本に合わせて関連する作画やプロダクトも販売するので、本の世界観を3次元に表現することができるのが最大の魅力です」(森岡さん)。

ファストフードやファストファションなど、生活のインスタント化が進む昨今、本当に欲しいのはこうしたハイコンテキストな世界観が広がる良質なアイテムなのではないだろうか。森岡さんの試みは私たちがこれまでの生活を見直す後押しとなってくれるに違いない。


森岡書店銀座店

住所:東京都中央区銀座1−28−15 鈴木ビル1階
営業時間:13:00 〜 20:00 月曜休
電話:03-3535-5020

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